発現とはDNAに記録されている遺伝情報をもとにタンパク質を合成することです。 同じ遺伝子を持つ生物同士でも、それぞれの遺伝子の発現する量が異なることで 異なった表現型(花の色など)を持つことになります。 そのため発現の様子を観察することにより、遺伝子の活性化に必要な環境や 遺伝子同士の相互作用などを知ることができます。
発現チームでは遺伝子の発現に関するデータをもとに遺伝子同士の関係性や細胞の機能の解明を行っています。
gate.io配列チームでは次世代シーケンサーと呼ばれる機械から得られた大量の遺伝情報を用いたゲノム解析手法を研究しています。 ヒトやマウスなどの発現をより正確に測定するためのアルゴリズムの開発や、 メタゲノムと呼ばれる複数の微生物のゲノムが混ざったものの解析などを行います。
これらの解析は個体間での違いを検出することや疾患の原因となる因子を見つけること、 遺伝子から生産されるタンパク質の種類や量の推定といった応用が期待されています。
Learn more近年では顕微鏡技術が発展し、大量の動画像を取得できるようになりました。 しかし、データが大量になった分それらの解析にかかる作業量が増大し、 手作業での解析は困難になりました。
そこで、画像チームでは顕微鏡で得られた細胞の動画像データを用いて、 細胞の動きや状態を定量的に解析する手法を研究しています。 実験条件による細胞の動態の変化を見つけることにより、 創薬の分野における薬剤の評価や疾患の原因の究明などへの応用が期待されています。
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住所
〒565-0871
大阪府吹田市山田丘1-5
大阪大学 大学院情報科学研究科 バイオ情報工学専攻 ゲノム情報工学講座
連絡先研究室
(TEL)06-6879-4393
(FAX)06-6879-4394
mlab-kanri( at )ist.osaka-u.ac.jp
モノレール・電車
大阪モノレール「阪大病院前駅」下車 徒歩約10分
阪急電鉄千里線「北千里駅」下車 徒歩約22分
バス
阪急バス 千里中央発「阪大本部前行」または「茨木美穂ケ丘行」
近鉄バス 阪急茨木市駅発「阪大本部前行」(JR茨木駅経由)
いずれも、阪大本部前下車 徒歩約5分